総合旅行業務取扱管理者試験

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総合旅行業務取扱管理者試験とは?

国内・海外両方の旅行業務・旅行手配の管理・監督ができる資格です。

旅行業者等は登録の業務範囲により、営業所ごとに地域限定、国内または総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者を一人(従業員が概ね十名以上の営業所では二名以上)選任し、旅行契約等に関する事務の管理・監督に関する業務を行わせることが義務付けられています。

受験資格はなく、どなたでも受験することができます。受験料は、6,500円です。

2024年の試験日程

2024年の試験日程は、まだ発表されていません。一般社団法人 日本旅行業協会の公式ホームページで発表されますので、2024年の6月の下旬頃から定期的に確認するようにしましょう。

申込期間

郵送の場合:7月上旬~8月上旬

2023年は、7月5日(水)〜8月4日(金)が申込期間でした。

試験日

例年は、10月の後半の日曜日なので、以下のどちらかに日程になる可能性が高いでしょう。

  • 2024年10月20日(日)
  • 2024年10月27日(日)

2023年は、10月22日(日)が試験日でした。

合格発表

例年は、12月の上旬に合格発表となります。

2023年は、12月8日(金)が合格発表日でした。

試験科目は?

試験科目は4科目で、解答は全てマークシート方式です。

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
  3. 国内旅行実務
  4. 海外旅行実務

試験時間(所用時間)は?

試験は、前半と後半に分かれていて、合計200分です。

前半:80分

11時00分〜12時20分

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款

個人的な感覚にはなりますが、しっかり勉強していけば、半分くらいの時間で解き終わる印象です。

後半:120分

13時30分〜15時30分

  1. 国内旅行実務
  2. 海外旅行実務

計算問題の見直しやひっかけ問題の確認など、時間がかかるので、試験との戦いになると思います。

試験会場は?

北海道(札幌市)、宮城県(仙台市)、東京都、愛知県(名古屋市)、大阪府(吹田市、大阪市)、広島県(広島市)、福岡県(福岡市)、沖縄県(那覇市)

※受験者は、「試験地」の選択はできますが、「試験会場」を選択することは出来ません。

2023年は、東京は2拠点(立教大学 池袋キャンパス・明治学院大学 白金キャンパス)に分かれての受験となりました。

合格基準点は?

合格基準は、各科目ともに60%以上です。

合格率は?

全科目受験か、一部科目免除があるかによって合格率は異なります。全科目受験の平均は、毎年おおよそ10%です。

2023年の全科目受験の合格率は、7.9%でした。

総合旅行業務取扱管理者試験の勉強方法

独学で学ぶ

旅行業取扱管理者試験の合格基準は全科目60%以上です。言い換えると、40%の問題は不正解でも合格します。つまり、基本的な要点を理解していれば、合格するのです。

本屋に売っている市販のテキストで試験範囲を十分カバーできますし、独学は試験勉強にかける費用を抑えることもできます。予算感としては全て含めて2万円程度です。

約4ヶ月間の独学で、総合旅行業務取扱管理者試験に合格した勉強方法については、こちらをご覧ください。

通信教材を利用する

通信教材を提供している会社は複数あります。予算のイメージは、5万円程度です。

資格スクールに通う

資格スクールを提供している会社は複数あります。オンラインのみのところもありますが、予算のイメージは、7万円程度です。


資格試験や教材販売のサイトでは、
・独学は、モチベーションを維持するのが大変です
・独学は、スケジュール管理が難しいため思うように学習が進まないことがあります
・独学は、自分でテキストや問題集を選んで出題傾向を掴む必要があります

などと、理由を述べて、「弊社の通信教材は、ポイントが押さえられています。」「資格スクールでは、プロの講師がわからないところを丁寧に教えてくれます。」などと誘導する文言が多いです。

全て独学で勉強した私の意見としては、独学が一番コスパが良く、自分のペースで進められる勉強方法だと断言できます。

ただ、モチベーションの維持は正直言って、大変でした。観光地理については、国内も海外も覚えてもキリがない量ですし、時々こころが折れかけました。

どのような勉強方法を選択したとせよ、自学自習の時間はあると思います。その際に、本ブログが少しでも役に立つと幸いです。

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